新型コロナは「感染」と「重症化」と「死亡」が直結しなくなりつつある

公開日: 更新日:

 しかも、ワクチン接種が進んでいる60代以降は少ないのである。

 肝心の入院者数や重症者数、死者数はどうか。16日の入院者数は2224人。これは6月20日の1270人より多いが、今年のピークだった1月12日の3427人の65%である。

■不安は重症化を招くリスク要因

 重症者数はどうか。都の重症者基準(人工呼吸管理またはECMOを使用している患者のこと。国の基準は「集中治療室等での管理または人工呼吸器管理が必要な患者」)で集計した16日時点の重症患者は前日より4人減の53人。これも6月26、27日の37人よりも増えているが、1月20日の160人と比べれば3分の1以下である。

 死者数は今年1月31日の38人が、6月29日の3人を最後に0~2人が続いている。国全体の年代別データを見ても20歳未満の死者はいない。

 つまり、日本では、感染者増と重症化や死亡する人が必ずしも直結しなくなりつつある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八角理事長が明かした3大関のそれぞれの課題とは? 豊昇龍3敗目で今場所の綱とりほぼ絶望的

  2. 2

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係

  3. 3

    元DeNAバウアーやらかし炎上した不謹慎投稿の中身…たびたびの“舌禍”で日米ともにソッポ?

  4. 4

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    フジテレビ顧問弁護士・菊間千乃氏に何が?「羽鳥慎一モーニングショー」急きょ出演取りやめの波紋

  2. 7

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  3. 8

    菊間千乃は元女子アナ勝ち組No.1! フジテレビ退社→弁護士→4社で社外取締役の波瀾万丈

  4. 9

    中居正広「引退」で再注目…フジテレビ発アイドルグループ元メンバーが告発した大物芸能人から《性被害》の投稿の真偽

  5. 10

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も