9.11とコロナをつなぐスパイク・リー作品4部作放映中
例えば9.11直後、当時の環境保護庁長官がグラウンドゼロの大気は安全とする発言をしたために、救助復旧に当たった多くの人が呼吸器疾患やがんになるという悲劇があったこと。トランプ前大統領とクオモ前NY州知事のエゴのためにコロナに関する重要な情報が伝達されず、多くの人が無駄に命を落としたこと。こうした政治家の堕落した態度によって政府への信頼が失われ、その結果、9.11やコロナワクチンなどに関するさまざまな陰謀論が蔓延する結果になったことも浮き彫りにされていきます。
ところでその9.11の陰謀論に関しては、リー監督が世論の圧力によりその部分を削除せざるを得なかったという報道もされ、論争になっています。日本での公開は未定のようですが、ぜひお勧めしたい作品です。