毛が生えた豆「毛豆」は今が旬! 枝豆観が変わるウマさ
「毛豆」をご存じだろうか? 枝豆の一種で、青森県の津軽地方で栽培されている在来種だ。その名の通り、茎、葉、さやなどが細かな毛に覆われている。一般的な枝豆より旬が遅く、9月中旬から10月上旬が収穫期だ。
「栗のような味わい」といわれるが、その表現は個人的に毛豆に失礼だと思う。栗に例えなくても、脳天ぶち抜くくらいにウマい。
記者が最初に毛豆を食べたのは、2016年だったか、17年だったか。青森県板柳町にある長内農園、長内将吾さんが作った毛豆だった。枝豆に思い入れがさほどないので、「ふーん、毛が生えた枝豆ね」くらいに思っていたが、一口食べて、「え、え、え、え・だ・ま・め???」となった。翌年には、弘前で開催された「最強枝豆決定戦」に参加して各枝豆生産者の毛豆を食べ比べ。長内さんの畑で収穫したての毛豆を味わわせていただいたのも、よき思い出だ。
そんな毛豆に関心を持った人は、ネットでも購入できるので、今すぐポチった方がいい。なぜなら出回る時期がとても短いから! うかうかしていると、来年までお預けになる。
毛豆を含む枝豆は、タンパク質、ビタミンB1、B2、カルシウム、食物繊維、鉄分などが豊富。タンパク質に含まれるメチオニンはアルコールの分解を促進するそうで、だからお酒のお供にバッチリなのだなぁ~。