著者のコラム一覧
坂本昌也国際医療福祉大学 医学部教授 国際医療福祉大学 内科部長・地域連携部長

専門は糖尿病治療と心血管内分泌学。1970年、東京都港区生まれ。東京慈恵会医科大学卒。東京大学、千葉大学で心臓の研究を経て、現在では糖尿病患者の予防医学の観点から臨床・基礎研究を続けている。日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本内分泌学会の専門医・指導医・評議員を務める。

1日200kcal分の食事減で肥満高齢者の動脈硬化が改善 米大医学部の研究結果が

公開日: 更新日:

 研究を行った研究者は、着目すべき点として、「肥満の高齢者の場合、動脈硬化を改善するには1日の摂取カロリーを減らした方がいいものの、600キロカロリーも減らす必要はなく、200キロカロリー減らすくらいで十分に効果がある」と指摘しています。

■摂取カロリーはケーキ半分程度

 200キロカロリーというと、一般的な大きさのケーキ1個が400キロカロリー前後ですから、その半分。

 普段食べているおやつの量を減らしたり、カロリーが低めの別のものに替えたりするだけで、減らせるのではないでしょうか。

 この研究では「適度な運動」も取り入れています。有酸素運動による脂肪燃焼に適した運動は、「ちょっときつい」と感じる運動強度。最大心拍数40~60%くらいが望ましいとされています。

 つまり、運動時の心拍が最大心拍数の40~60%になるように設定すると、効率良く脂肪を燃焼できる。その運動強度で合っているかどうかは、簡単に調べられます。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」