ワクチン接種後の報告多数 注意すべき「胸痛」を見逃してはいけない

公開日: 更新日:

 命に関わるような心臓病が原因の痛みには、いくつか特徴があるという。

「チクチクするような痛みが数分以内で治まる場合、心臓病の可能性は低いので心配ありません。また、突然ではなく徐々に起こったもの、体を動かした時だけ起こるもの、1~2本の指でさせる程度の狭い範囲の痛みも、筋肉や骨が原因である場合がほとんどです。注意すべきなのは『今までにない強い痛み』が15分以上続くケースです。体位に関係なく胸部や背部に生じる違和感やのどの灼熱感が30分以上続く場合、過去にあった胸痛が数分以内で繰り返したり、痛みがより長くなって15分以上続く場合は、病気が不安定化しています。心筋梗塞や大動脈解離を発症する可能性があるので、すぐに救急車を呼んでください」

 心筋梗塞の場合、「締め付けられるような激しい痛み」が上腹部、左肩、左腕、顎や歯にまで広がり、30分以上持続する。冷や汗、吐き気、息苦しさを伴うことが多い。詰まった血管を治療して30分以内に血流が再開すれば、心筋が死ぬ(壊死)のは最小限に食い止められる。3時間を超えると壊死する心筋が増えるため、1分でも早く治療を受けたい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…