大動脈解離では、背中やお腹に移動する「裂けるような痛み」が生じ、焼けつくような灼熱感、手のしびれなどを伴うケースもある。死亡リスクが高い上行大動脈の解離でも、発症後24時間以内に手術をすれば80%、48時間以内で50%が助かるというから、こちらも早い段階での処置が重要だ。
「狭心症は、圧迫されるような痛みが特徴で、長くても15分ぐらいで消失します。放置していると心筋梗塞につながるので、3分以上の胸痛が週に1回以上、10分以上の痛みが月に1回以上、2~15分の胸痛の頻度が増えたという場合は専門医の診察を受けましょう」
しっかり判断して命を守りたい。