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古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

赤貝は夜に食べるとタウリンの疲労回復効果がより見込める

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 鉄だけではなく、ビタミンB12も非常に多く含んでいます。ビタミンB12も鉄と同様に貧血を防ぐ働きがありますし、体をつくってくれるタンパク質を合成したり、修復したりしてくれる役割を持っています。

 そして、タウリンも豊富です。生のひもつき赤貝1粒(7.7グラム)当たり約34ミリグラムのタウリンが含まれ、サザエほどではないものの、貝類の中では比較的多いといえます。タウリンを摂取することによって、中距離走タイムや自転車競技における走行距離の延長、筋肉の疲労や酸化ストレス軽減効果がアスリートやヒトの実験で報告されています。その他、運動時の脂肪燃焼効率がアップするので、体重減少を助ける効果、目の機能向上効果、消化吸収の補助など多方面にわたっての知見がある栄養素になります。

 赤貝1粒当たりのエネルギーは、なんと5.3キロカロリーという低カロリー。糖質も少ないので、夜に食べることで、よりタウリンの疲労回復効果が見込めそうです。

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