8年ぶり再開の子宮頚がん予防のHPVワクチン いま知っておくべきこと

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「残念なことに、日本は子宮頚がん予防においてほかに例がないほど遅れてしまいました。子宮頚がんが激減している国のレベルに近づくには、並外れた努力が必要です」

■どのワクチンを受けるべきか

 現在、HPVワクチンは3種類ある。子宮頚がんを引き起こしやすい16型と18型の感染を防ぐ「2価」、それに良性のコンジローマの原因になる6型と11型の2つを加えた「4価」、さらに4価の改良版でがんに関連する5つの型を加えた「9価」だ。

「どのワクチンも非常に有効です。定期接種に使用されるのは2価と4価。子宮頚がん予防の効果が高いのは2価か9価。コンジローマ予防を考えるなら4価または9価です」

 9価は定期接種の承認はまだで、自己負担は10万円程度かかる。

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