コロナ禍で死因はどう変化したのか 最新人口動態統計で比較
一方、この間減ったのは「肺炎」の6万373人(同4592人減)、「胃がん」の3万4562人(同449人減)など。ただし、肺炎の中でも「誤嚥性肺炎」は4万687人(同5994人増)と急増している。巣ごもり生活で活動量が減ったことで食事の量や回数が減ったり、人との話をする機会が減ったことが影響したのではないか。
「不慮の溺死・溺水」の5338人(同180人減)、交通事故の2820人(同150人減)も減った。インフルエンザは新型コロナウイルス感染者数の増加と反比例して感染者数は激減したが、それでも16人(同925人減)亡くなっていた。
長期間の行動制限の副作用は数年経ってから表れるという。一時的な行動制限効果は否定しないが、ウイルスが変化するなか、いつまで長期の行動制限生活を続けるのか。そろそろ議論すべきではないか?