断裂が大きくなると再発率40%…手術するならタイミングが大事
手術後不良例や手術困難例にも、さらに治療法があります。肩以外の部分から筋の一部を採取して断裂部に移植し補う方法や、肩甲骨に付着する筋肉全体を剥がし、腱修復部までスライドさせることで緊張なく腱板をつなぐ方法、あるいは人工関節に入れ替える方法などです。
特に人工関節は筋肉だけでなく骨ごと交換するため、本当に治療の最終手段。万が一失敗しても後戻りができません。
長期的な視点からみれば、大きな断裂になる前に確実に治療できるのが理想です。