著者のコラム一覧
池田陽子薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト

薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト・全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)で国際中医薬膳師資格を取得。近著「1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日」が好評発売中。

【ブロッコリー】「気」を補い「腎」を高めて滋養強壮に効果絶大

公開日: 更新日:

 気は老化に伴って目減りします。年をとるほど気をしっかりと補う食養生が大切です。

 また、とりわけ夏は気を消耗しやすい季節。汗と一緒に気が排出されるため、「夏バテ」してしまうのです。この時季は、とりわけ気を補うことに努めましょう。

 そして、老化をつかさどる臓器である「腎」の働きを高めることも、シニアの疲労対策にとって重要です。

 おすすめの食材はブロッコリー。気を補う優れた効果とともに、腎の働きを高める働きがあります。そして、腎だけでなくすべての臓器を強化し、滋養強壮に効果絶大。新陳代謝を高め、免疫力アップにも威力を発揮します。

 記憶力低下、関節・筋肉の強化、胃腸の機能向上にもよく、シニアの体力向上には欠かせないといってもいいほどの野菜なのです。

 ブロッコリーは栄養学的にもビタミンやミネラルの含有量が高い野菜です。近年では、さまざまな病気を防ぎ、健康維持に重要な成分「ファイトケミカル」のひとつである「スルフォラファン」が含まれていることでも注目を浴びています。スルフォラファンには優れた解毒・抗酸化作用があり、がんをはじめとする生活習慣病の予防や、薄毛の改善も期待できるとされています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    小室佳代さんは眞子さんを「配偶者」と呼び、秋篠宮さまは圭さんを「夫の方」と呼ばれ…自伝本が深めたミゾ

  2. 2

    松坂桃李「御上先生」は連ドラの“勝ちパターン”を外してしまった? 1ケタ陥落で疑われる《失速と中だるみ》

  3. 3

    開成合格でも渋幕に入学する学生が…強力なライバル校出現で揺らぐ唯一無二の存在

  4. 4

    “選挙のプロ”立花孝志まさかの凡ミス赤っ恥…第一声「神戸→船橋」急きょ変更のお粗末

  5. 5

    中村芝翫「同棲愛人と破局宣言」で三田寛子の夫婦関係はどうなる? “梨園の妻”の揺れる心中

  1. 6

    小室圭さん母・佳代さん まさかの「自伝本」出版に宮内庁が困惑…“魂の訴え”で秋篠宮家にまた逆風か

  2. 7

    三田寛子はアイドルから“梨園の妻の鑑”に華麗なる転身も…夫の不倫癖で扇千景さんの境地になれない

  3. 8

    大阪万博の目玉 344億円の巨大木造リングはほぼフィンランド産…「日本の森林再生のため」の嘘っぱち

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希 異例の「マイナー相手に実戦登板」で見えた首脳陣の痛恨トラウマ

  5. 10

    なぜオリ山岡泰輔だけが名前を晒されたのか…SNSでは「不公平」「一律公表すべき」の声