「正月ボケ」から立ち直る方法 時間栄養学の専門家が教える
古谷氏によると朝食もただ食べればいいというものではなく、何を食べるかによってリセット力が変わってくるという。
「ご飯やパンなどの炭水化物に、肉、卵、大豆などのタンパク質。中でも体内時計を動かしやすい魚(特にツナ)はおすすめです。また、ゴボウなどに含まれるイヌリンと呼ばれる水溶性食物繊維もよいでしょう。これらを一緒に取ることでリセット力が高まり、正月ボケ解消を促進させます。また、朝食の定番である納豆も積極的に取りたい食品です。豊富で良質なタンパク質を含む納豆は朝のタンパク質不足を補い、サルコペニア対策にもなることが期待されています。しかも、腸内細菌の餌になり、有用な働きをすることもわかっています。セカンドミール効果といって朝食で取った効果が、昼食、夕食にも続くことも報告されています」
今年はうさぎ年。飛躍の年にするには体内時計の乱れを正し、正月ボケを解消することだ。