会話を重ね、時間をかけて、在宅患者や家族の疑問に答えていく
「11月に母がコロナでお世話になったケアマネジャーさんに相談し、定期で訪問診療をお願いしたいと思いまして」
今年に入ってそんなご連絡をいただきました。伺ったのは、娘さんと同居する90歳の女性の患者さんのお宅。関節リウマチと高血圧症を患っておられます。
この患者さんはA病院に12月末からかかっており、今後は定期的に通院予定とのこと。できるだけ通える範囲では通いたいけれども、高齢のためいずれは難しくなるのではと考え、その時のための備えとして、私たちの診療所に相談することになったのでした。
「おはようございます、よろしくお願いします」(私)
「寒いところをどうもありがとうございます」(患者)
「リウマチはかかって長いですか?」(私)
「長いです。43歳からです」(患者)
「関節だけですか? 他の部分はどうですか? 肩とか」(私)
「関節ですね、肩はたまに痛いです」(患者)