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下山祐人あけぼの診療所院長

2004年、東京医大医学部卒業。17年に在宅医療をメインとするクリニック「あけぼの診療所」開業。新宿を拠点に16キロ圏内を中心に訪問診療を行う。

会話を重ね、時間をかけて、在宅患者や家族の疑問に答えていく

公開日: 更新日:

「11月に母がコロナでお世話になったケアマネジャーさんに相談し、定期で訪問診療をお願いしたいと思いまして」

 今年に入ってそんなご連絡をいただきました。伺ったのは、娘さんと同居する90歳の女性の患者さんのお宅。関節リウマチと高血圧症を患っておられます。

 この患者さんはA病院に12月末からかかっており、今後は定期的に通院予定とのこと。できるだけ通える範囲では通いたいけれども、高齢のためいずれは難しくなるのではと考え、その時のための備えとして、私たちの診療所に相談することになったのでした。

「おはようございます、よろしくお願いします」(私)

「寒いところをどうもありがとうございます」(患者)

「リウマチはかかって長いですか?」(私)

「長いです。43歳からです」(患者)

「関節だけですか? 他の部分はどうですか? 肩とか」(私)

「関節ですね、肩はたまに痛いです」(患者)

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