コロナ禍の3年間で感染症の基本知識と予防法が身につかなかったのはなぜか
国が税金の中から少なからぬ費用を捻出し学者たちの研究を応援してきたのは、新型コロナのような未曽有な事件で力になってもらいたかったためではないか。
「にもかかわらず優秀で能力のある学者の声や、発信力のある現場の実践者の声になぜ耳を傾けなかったのか。とくに普及啓発を軽視したことが間違いだったと思います。そのため、多くの人にとって3年間は何も得ることのない、空騒ぎの期間に終わってしまった。だからこそまずは、今の新型コロナ騒動を終わらせて、多様なアプローチで新型コロナ対策を議論する新たな場をつくるべきではないのでしょうか」