放置すると悪性がんに進行…「日光角化症」を防ぐには紫外線対策を

公開日: 更新日:

「日光角化症は60代以降の男性によく見られ、若い頃から何十年にもわたって紫外線を浴びる頻度が高い生活習慣だった人や紫外線対策をまったくしてこなかった人に発症しやすい。特に農業従事者や牧場労働者、船員、屋外スポーツの選手など、日焼けの頻度が多かった人によく見られます。また、仕事や趣味で毎週ゴルフに行く習慣があった人も、紫外線に当たる時間が長いので注意が必要です」

 日焼けをしても肌が焼けずに赤くなりやすい色白の人は、肌が黒い人に比べてメラニン量が少なく、表皮細胞ががん化しやすいという。

 紫外線が当たりやすい部位に赤くザラザラ、カサカサした斑が見られたら皮膚科を受診したい。

「診察で、ダーモスコピーと呼ばれる特殊な拡大鏡で疑いのある部位を見ます。肌がイチゴの表面のような模様を伴って赤くなる『ストロベリーサイン』が確認されたら、日光角化症の可能性が高い。最終的には皮膚の一部を取って顕微鏡で詳しく見る皮膚生検で、日光角化症かどうかを確認します」

 日光角化症は早期に発見し、しっかり治療を行えば根治でき、生命に影響を及ぼす心配はないという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八角理事長が明かした3大関のそれぞれの課題とは? 豊昇龍3敗目で今場所の綱とりほぼ絶望的

  2. 2

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係

  3. 3

    元DeNAバウアーやらかし炎上した不謹慎投稿の中身…たびたびの“舌禍”で日米ともにソッポ?

  4. 4

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    フジテレビ顧問弁護士・菊間千乃氏に何が?「羽鳥慎一モーニングショー」急きょ出演取りやめの波紋

  2. 7

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  3. 8

    菊間千乃は元女子アナ勝ち組No.1! フジテレビ退社→弁護士→4社で社外取締役の波瀾万丈

  4. 9

    中居正広「引退」で再注目…フジテレビ発アイドルグループ元メンバーが告発した大物芸能人から《性被害》の投稿の真偽

  5. 10

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も