新型コロナは「人の別れ」に大きく関わる…まだ安心できない
自宅近くにある夜の飲食店の入り口に、「市の感染予防の決まりを守っております。安心してお入り下さい」と張り紙がありました。それでもお客さんは少なそうで、数日前、閉店しました。
この3年、友人からの食事会の誘いもほとんど断ってきました。知人と会っても、お互いマスクをしていて、余計な冗談を言い合うことも減った気がします。
がんであろうとなかろうと、コロナ感染症は人と人を遠くしました。私が関係しているテレビ会議に何回か参加しました。会場まで出向かなくて済むのですが、その分、激論は少なくなったように思います。
先ほどの看護部長からのメールの一文です。
「コロナ戦争で、いろんな制限があり、失ったものもあるかもしれませんが、医療従事者として、患者さんの最期に心まで失わないようにしたいです。ウイルスと人間の戦いなのか、人間同士の戦いなのかわからなくなっちゃいました」
暑い日が続き、道行く人のマスク姿は減りましたが、コロナ感染者は増えているようで、まだまだ安心できません。