いないはずの人が見える…「幻視」の背後に潜む「目の病気」
加齢黄斑変性症の大規模調査では患者の12%に幻視が見られたとの報告もあるという。
幻視が現れると、本人は「精神に問題があると思われると嫌だ」と思い、それをひた隠しにする傾向がある。それが原因で、早期発見・早期治療のチャンスを逃すことにもなりかねない。
大事な人の健康は周囲の傾聴力と良質な医療知識量によってその行く末が大きく変わる。幻視はまさにその典型。幻視への偏見が治療の遅れを招くことを肝に銘じることだ。