著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

痩せたければ食べる姿を思い浮かべる「脳内食事」…食欲を抑制

公開日: 更新日:

 空腹感は食欲の一部といわれますが、さほどお腹がへっていないときでも感じてしまうから不思議な存在です。先ほどご飯を食べたのに、甘い匂いを嗅ぐと急にお腹がすいてしまうように、脳と体の反応が一致しないことも珍しくありません。

 私たちはお腹がすいていないときでも食事をしたり(お菓子を食べるなどもそうですよね)、逆にお腹がすいているのにダイエットのために食事を抜いたりします。匂いや音、広告など、私たちの環境に潜んでいる食物の誘発物質が、過食の主な原因のひとつであるともいわれているほどです。食欲と上手に付き合えるかどうかは、現代人にとって欠かすことのできないセルフコントロール術でしょう。

 カーネギーメロン大学のモアウェッジらのチームは、「想像するだけで、ある程度食欲を抑えることができる」という研究(2010年)を公表しています。この実験では、51人の被験者を次の3つのグループに分けました。

①「チョコレートを3個食べる」&「コインランドリーの洗濯機にコインを30枚投入する」場面を想像するグループ

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  2. 2

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  3. 3

    だから桑田真澄さんは伝説的な存在だった。PL学園の野球部員は授業中に寝るはずなのに…

  4. 4

    PL学園で僕が直面した壮絶すぎる「鉄の掟」…部屋では常に正座で笑顔も禁止、身も心も休まらず

  5. 5

    「ニュース7」畠山衣美アナに既婚者"略奪不倫"報道…NHKはなぜ不倫スキャンダルが多いのか

  1. 6

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 7

    フジ火9「人事の人見」は大ブーメラン?地上波単独初主演Travis Japan松田元太の“黒歴史”になる恐れ

  3. 8

    ドジャース大谷 今季中の投手復帰は「幻」の気配…ブルペン調整が遅々として進まない本当の理由

  4. 9

    打撃絶不調・坂本勇人を「魚雷バット」が救う? 恩師の巨人元打撃コーチが重症度、治療法を指摘

  5. 10

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した