30年前にボリビアで出会った少年はいまどうしているだろうか
食事が終わっても、なお、演奏が続いています。その後、今度は的当てのゲームが行われました。遠くの的に当たったかどうかを走って見に行くのは現地の方でした。このようにして、日本から学会に出席したわれわれを歓迎してくれたのでした。
帰りの飛行機は少し大きく、上下動もなく飛べてサンタクルスへ安心して戻れました。
■われわれが失ってしまったものがたくさん存在する
夜になると、ボリビア学会の会長さんのお宅で歓迎食事会がありました。集合は夕方5時半ごろでした。20人ほどの方が立ったまま、それぞれウイスキーグラスやワイングラスを手に飲みながら、雑談が始まりました。
言葉の分からない○○先生と私はアルコールを少し口にしながら、食事が運ばれてくるのを待ちました。ところが、食事はなかなか出てきません。皆さんは立ったまま、長々とおしゃべりをされているのです。
大きな皿に食事が運ばれてきたのは、とても空腹を感じていた夜10時半ごろになってからでした。料理をいただく列に並び、小さい皿に分けてもらい、それを食べて食事会はお開きになりました。料理には肉やトマトが使われていて、食べたことのない味、とてもおいしい料理でした。