健康診断を受けていても人間ドックを受けるべきたった1つの理由

公開日: 更新日:

「健診では視力検査はあっても、緑内障を調べる眼底、眼圧検査は行われません。一方、一般的な人間ドックでは検査項目に含まれています」(秋松さん=以下同)

 緑内障は視野が欠けていく病気で、視力は落ちるわけではないので、視力検査では見つけられない。なお、中年以降で増える目の病気、白内障は手術で視力を取り戻せるが、緑内障は失った視力を取り戻せない。

「生活習慣病やがんは30代くらいから増えてきます。そのあたりから人間ドックを検討するといいでしょう。特に喫煙者、肥満、家系に糖尿病、高血圧脂質異常症といった生活習慣病患者あるいはがん患者がいる方は、より積極的に検討した方がいい」

■オプションで追加したい項目

 年代や条件でリスクが高い病気が異なる。それを調べる検査項目が含まれているかを確認し、なければオプションで追加する手もある。一例を挙げると、50代以上の男性でPSA。早期の前立腺がんも発見できる腫瘍マーカーだ。

 女性では30~40代でも乳がんリスクと無縁ではない。自治体の乳がん検診は「40歳以上の女性、マンモグラフィーを2年に1度」となっているが、若いうちはマンモグラフィーだけでは見落とされる可能性がある。マンモグラフィーと超音波の両方を受けるとベター。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    生島ヒロシが“一発アウト”なら「パーソナリティー一斉退場」の声も…“不適切画像”送信降板とTBSラジオの現状

  2. 2

    東野幸治とハライチが春の番組改編で大ピンチ…松本人志、中居正広のスキャンダルでトバッチリ

  3. 3

    『いままでありがとうございました』

  4. 4

    カンニング竹山がフジテレビ関与の疑惑を否定も…落語家・立川雲水が「後輩が女を20人集めて…」と暴露

  5. 5

    フジテレビ日枝久相談役に「超老害」批判…局内部の者が見てきた数々のエピソード

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  3. 8

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も

  4. 9

    フジテレビ問題が小池都政に飛び火! 東京都には数々の「日枝案件」…都議会で追及の的に

  5. 10

    フジテレビは日枝久氏を切れないのか? 取締役会で「辞任」に言及なし、トップ居座り決定