「手のふるえ」は薬で効果なければ外科治療…超音波で大幅改善

公開日: 更新日:

・症状はあるが、薬が全然変わらない
・薬の効き目が悪くなってきた
・仕事や家事に支障が出てきた
・これ以上、薬を増やせないと言われた
・ふるえが全然良くならない
・外科治療は無理と言われている

「医師によっては、積極的に手術を勧めないケースがあります。症状に困っているのであれば、実際に治療をしている医師のところで相談をしたほうがいいでしょう」(中坪医師)

 最新の治療法であるFUSは、ほかの2つの手術に比べて患者の負担が少ない。症状が軽く若い方が、治療による改善率が高いとも報告されており、まさに「タイミングが重要」となる。

 中坪医師は、特に本態性振戦の患者から「薬以外で何かできることはありますか?」とも聞かれるそうだが、アドバイスしているのは「ペンなどは太めのものを持つ」「緊張すると震えが出やすいので、十分な睡眠をとる」「周囲のふるえへの理解。周囲の理解を得られることで、本人もふるえに対して気にしすぎることがなくなる」など。

「本態性振戦ではアルコール摂取でふるえが改善されることから、仕事などの前にお酒を飲む患者さんもいます。しかしこれはアルコール依存症につながりかねないので、決して勧めていません」(中坪医師)

 ふるえの診療科は脳神経内科・脳神経外科になる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  2. 2

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 3

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  4. 4

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  5. 5

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  1. 6

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  2. 7

    下半身醜聞の川﨑春花に新展開! 突然の復帰発表に《メジャー予選会出場への打算》と痛烈パンチ

  3. 8

    モー娘。「裏アカ」内紛劇でアイドルビジネスの限界露呈か…デジタルネイティブ世代を管理する難しさ

  4. 9

    伸び悩む巨人若手の尻に火をつける“劇薬”の効能…秋広優人は「停滞」、浅野翔吾は「元気なし」

  5. 10

    小松菜奈&見上愛「区別がつかない説」についに終止符!2人の違いは鼻ピアスだった