黄色い鼻水は放置してはいけない…風邪や花粉症から副鼻腔炎へ

公開日: 更新日:

 副鼻腔は、鼻の周囲の骨にある空洞。副鼻腔炎では急性、慢性ともに、副鼻腔の粘膜に炎症が起きる。慢性副鼻腔炎は蓄膿症とも呼ばれる。

「典型的な症状は、ドロッとした黄色い鼻水や鼻づまり、頭痛や頭重感、顔面の一部の痛みや圧迫感です。併せて、嗅覚障害、歯痛、鼻水が喉の奥に流れる後鼻漏という症状が出る人もいます。副鼻腔炎は、なんの原因もないのに突然発症することはありません。風邪・コロナ・インフルエンザなどのウイルス性感染症花粉症などのアレルギー反応性炎症が引き金となります」

 鼻の病気なのに歯が痛むのは、副鼻腔にたまった膿が、上の歯の根元(主に奥歯)を圧迫したり、刺激するからだ。逆に、虫歯や歯周病から副鼻腔炎(歯性副鼻腔炎)が起きることもある。

 副鼻腔炎と診断されると、抗生物質、抗炎症薬、鎮痛剤、抗アレルギー薬、鼻水や痰が出やすくなる漢方薬や去痰剤などが症状に応じて処方される。急性副鼻腔炎では治るまでの目安が3週間。それを過ぎると亜急性副鼻腔炎と診断され、3カ月以上症状が続く場合は慢性副鼻腔炎と診断される。慢性副鼻腔炎では、炎症が気管支にまで広がり、気管支炎や気管支喘息の併発とともに激しい咳や常に痰が絡むといった症状も見られる。悪化すると、手術を検討せざるを得ない場合もある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    フジ火9「人事の人見」は大ブーメラン?地上波単独初主演Travis Japan松田元太の“黒歴史”になる恐れ

  3. 3

    PL学園で僕が直面した壮絶すぎる「鉄の掟」…部屋では常に正座で笑顔も禁止、身も心も休まらず

  4. 4

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  5. 5

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  1. 6

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  2. 7

    伸び悩む巨人若手の尻に火をつける“劇薬”の効能…秋広優人は「停滞」、浅野翔吾は「元気なし」

  3. 8

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  4. 9

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  5. 10

    下半身醜聞の川﨑春花に新展開! 突然の復帰発表に《メジャー予選会出場への打算》と痛烈パンチ