命に関わる難病と知っても…プロ雀士の沢崎誠さん原発性骨髄線維症を語る
命に関わる難病と知っても、自分はなんとも思いませんでした。なぜかというと、20代からやりたいことをみんなやってきたから。死んでも後悔がないというのか、独身なので、のたれ死んでもしょうがないかなと思っているのです。これで、嫁や子供がいればそういうわけにはいかないでしょうが、死ぬことに恐怖はないんですよね。体調がひどく悪かったりすればまた違ったかもしれません。でも、これといった症状もなかったですから。
最初に検査入院したのは2022年4月。その後、ゴールデンウイークを家で過ごして、再入院して移植手術となりました。無菌室に入り、移植前処置(化学療法や放射線で自分の造血幹細胞をゼロにする)を行った後に、ドナーさんから提供された造血幹細胞が含まれた細胞液を骨髄に輸注されました。
その後は、他人の細胞が入ることによって起こる免疫反応を免疫抑制剤で抑えながら、新たな幹細胞が体に定着するのを待つのです。
■管をつけたままネット麻雀をしていた
術前術後を含め、トータルで130日ぐらい入院したと思います。ずっと個室です。私よりも弱っている患者さんに菌をうつさないように、ほかの人との接触は避けるよう言われていました。