2戦連続で自滅の日ハム大谷 投手コーチと捕手はどう見た?
そのバラツキを修正しているため、リリースポイントや体のバランスが定まらず、ボールがひっかかったり抜けたりするらしい。
この日、大谷の女房役を務めた捕手の近藤が言う。
「翔平(大谷)の持ち味は直球。その直球が常にいい感じで投げられないといけない。だから、あえて今日はボールになっても直球を続けたわけです。四回(8球連続ボールで連続四球)もほとんど直球。これが仮にシーズン本番なら、すぐに変化球を使って組み立てを変えます。最近、翔平は四球が多いですが、実戦で投げながら感覚をつかむためには、そういうこともある。オープン戦しかできませんから、開幕までには合わせてくるんじゃないですか」
栗山監督も試合後、「本人は納得していないんだろうけれど」と前置きしながら、「球の状態は前回よりよくなった。いろいろなことをやっている中で、勝負はここからですから。結果が出ずアイツは苦しいだろうが、いい方向にいくと信じている」と言う。
周囲は楽観視しているものの、フォームのバラツキは果たして、簡単に修正できるのかどうか。