2000本安打も視野 ロッテ福浦が語る「衰え」との付き合い方
「もちろん目標ではありますけど、チームの勝利が優先ですから。それ(2000本達成)のために試合に出させてもらうというのは納得がいかない。自分の安打数のために試合に出させてもらうのは嫌ですからね。それに……」
――何か?
「今から2000本を目標にしていたら、毎日球場に行くのが嫌になります」
――と、言いますと?
「ヒットを狙いにいくと、打席で打ちにいってしまうじゃないですか。ヒットを強く意識しなければ、ボールをしっかり見て四球も選べる。打席で『1本でも多くヒットを打たないと』という意識やプレッシャーが入ると、知らないうちに、体が厳しい球にも反応してボール球を打っちゃったりもするので。それじゃチームに貢献できなくなる。チームとしては四球もヒットも同じです。そう考えるとそこ(2000本)は目標にしてはいけないと思うのです」
――今後も無心で1本でも多く安打を打つと?
「そうなるといいですけどね。ただ、その前にシーズンを通して活躍しないとそういう話もできなくなる。ケガしないよう体のケアをして準備していくつもりです」