強風も難敵 全英OPのタフなリンクス攻略は“転がし”が鉄則

公開日: 更新日:

 名物ホールは全英オープン史上最短の8番パー3(123ヤード)だ。ポットバンカーとブッシュに囲まれたグリーンは縦長で小さいことから、「郵便切手」と呼ばれている。風が穏やかならウエッジで狙えるが、ひとたび強風が吹けば大西洋に向かって打っていくため、強烈なアゲンスト風になることがあり、プロも番手選びに頭を酷使することになる。

「前回覇者のハミルトンは、長いパー4でもロングアイアンでティーショットを打ち、フェアウエーキープを優先して勝ちました。グリーンは手前から攻め、グリーン回りではユーティリティーを使ってランニングアプローチをするなど、転がしに徹底した。ユーティリティーもショートアイアンも、パッティングのように打って転がして寄せていた。まさにリンクスの戦い方でした」(前出の吉川氏)

 一日に四季があるといわれるぐらい、気象コンディションが目まぐるしく変化するのがスコットランドのリンクスだ。狙う、止めるといったショットの技術だけでなく、強靱な精神力や、強烈な雨風にめげない体力も要求される。プロにとって過酷な4日間が始まる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    JリーグMVP武藤嘉紀が浦和へ電撃移籍か…神戸退団を後押しする“2つの不満”と大きな野望

  2. 2

    広島ドラ2九里亜蓮 金髪「特攻隊長」を更生させた祖母の愛

  3. 3

    悠仁さまのお立場を危うくしかねない“筑波のプーチン”の存在…14年間も国立大トップに君臨

  4. 4

    田中将大ほぼ“セルフ戦力外”で独立リーグが虎視眈々!素行不良選手を受け入れる懐、NPB復帰の環境も万全

  5. 5

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  1. 6

    FW大迫勇也を代表招集しないのか? 神戸J連覇に貢献も森保監督との間に漂う“微妙な空気”

  2. 7

    結局「光る君へ」の“勝利”で終わった? 新たな大河ファンを獲得した吉高由里子の評価はうなぎ上り

  3. 8

    飯島愛さん謎の孤独死から15年…関係者が明かした体調不良と、“暗躍した男性”の存在

  4. 9

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  5. 10

    中日FA福谷浩司に“滑り止め特需”!ヤクルトはソフトB石川にフラれ即乗り換え、巨人とロッテも続くか