今季の新外国人はメジャー球宴経験者より韓国経由組に期待
これに該当するのは巨人のパーラ、阪神のボーア、エドワーズ、DeNAのオースティン、西武のスパンジェンバーグらである。彼らはユーティリティーやプラトーンで起用される選手で、例年、FA市場でスター級、レギュラー級の補強が一段落する1月上旬から行き先が決まるグループだ。
前回と前々回のオフはボラスに代表される有力代理人たちが、12月中にまとまるはずの大物選手の交渉を2月まで長引かせ、ユーティリティー選手がFA市場に大量に残ってしまった。その結果、多くの選手が引退かマイナー契約に甘んじる選択肢しかなくなった。今年もその傾向が続くと判断した彼らは早々に日本でプレーすることを選択したのだ。
21人の新助っ人の中には韓国球界を経て来日するメジャーリーグ経験者が2人いる。サンチェス(巨人)とサンズ(阪神)である。韓国リーグ経験のある元メジャーリーガーは、最も成功率が高く、過去にはグライシンガー、ウッズ、バンデンハークらが日本で大化けした。
巨人に来たサンチェスは打者有利の韓国で昨季、2本塁打しか許さず、17勝をマークしたので大化けの可能性がある。