ルーキー佐藤輝もプロ初の途中交代…阪神選手を襲う故障禍
プロ入り初の途中交代となった。
23日、阪神ドラフト1位の佐藤輝明(21=近大)がDeNAとの練習試合に「3番・左翼」でスタメン出場。2打数凡退に終わると、六回限りでベンチに退いた。22日まで実戦8試合で打率.452、2本塁打、8打点と大器の片鱗を見せていたが、あくまで新人。22日には約200球を打ち続けるティー打撃の練習でヘロヘロに。その後のフリー打撃では持ち前の遠くへ飛ばす打球が鳴りを潜め、柵越えはゼロに終わった。
井上ヘッドコーチは報道陣に「パワーはあるけど、持久力がない」とコメントするなど体力面を課題に挙げている。この日の試合では1打席目に11球粘って四球を選ぶも、その後の2打席は力なく一ゴロと空振り三振に倒れた。キャンプも終盤を迎え、ジワジワと疲労が蓄積しているようだ。
阪神では主砲の大山が紅白戦の守備中に腰を痛め、捕手の梅野も練習試合の守備時にファウルチップを右足に受けた。ともに軽傷というが、この日は、開幕投手候補の西勇がぜんそくの疑いで緊急離脱。試合後の「デスノック」と命名された特守では、高卒2年目の井上が打球に飛び込んだ際に左膝を地面に打ちつけ、リタイアした。