もっとも、彼らのおかげで土俵が活性化しているのも事実。現在は1横綱1大関と上位陣が少ない上に、照ノ富士も貴景勝もヒザにバクダンを抱えている。2人に何かあれば、番付崩壊の危機。そこにきて活きのいい大関候補たちが2人も3人も出てきたのだから、相撲協会も狂喜乱舞ではないか。
先場所優勝した霧馬山はこの日、平戸海を寄り切り9勝目を挙げた。前2場所は23勝で、大関昇進基準まであと1勝。新大関誕生に王手をかけている。
若元春と大栄翔は今場所での悲願は無理でも、2ケタ勝利なら来場所に大関とりをつなげられる。
2場所で3人の新大関が誕生……なんてこともありそうだ。