デビュー50周年の五輪真弓「伝説」を振り返る…凄すぎるデビューアルバム制作陣と世界での評価
代表作「心の友」はインドネシアで第二の国歌
「『恋人よ』と同様、代表作とされる『心の友』は今度はインドネシアで爆発的なヒットを記録し、第二の国歌と呼ばれるほど長く愛され、親しまれています。五輪さんは21歳のデビュー時から世界的なスタンダード曲の書けた稀有なシンガー・ソングライターなのです。
この普遍性のベースには、実は昔の歌謡曲があるのだとご本人がインタビューで語っています。洋楽も聴く一方で、日本人の心性にも合った曲にしていく力量。だからこそ『恋人よ』ができたのでしょうね。こうしたキャリアが、世界ほどには、日本国内であまり知られていないというのが不思議でなりません。ちょうどデビューから半世紀、あらためて脚光を浴びることを期待したいですね」(チャッピー加藤氏)
1984年にバックバンドのメンバーと結婚、男女2児に恵まれている。音楽活動を休止していた時期もあったが、子どもの成長もあって2000年代から活動を再開させているそうだ。