「うつ」「 高血圧」に効果 GABAがおいしくなって再ブーム
作っているのは広島の精米機メーカー「サタケ」。米の胚芽部分に集中しているGABA成分を、白い胚乳部分に移行させることで、精白してもGABA成分を残すことに成功したという。
「GABA成分は水溶性ですが、無洗米加工することで、無駄なく摂取できます。炊き方、味は白米と変わらず、GABA成分は白米の10倍です」(サタケ担当者)
<1日2合でクリア>
本当に白米と味が変わらないのか。サタケが今年5月、地下鉄銀座線・末広町駅近くにオープンしたGABAおにぎり専門店「おむすびのGABA」((電話)03・5298・5567)で試食した。
1個150円から。サケやツナマヨ、スパムなど種類豊富。具だくさんの味噌汁との2個セットが490円。米の食感を生かすため、あえて硬めに炊いているとか。それを差し引いても、見た目、食感とも普通の白米と遜色ない。GABAライスも1袋1キロ600円で販売。
ちなみに、1日当たりのGABA摂取量の目安は、血圧降下目的で10~20ミリグラム、ストレス軽減目的で30~50ミリグラム。GABAライスのGABA成分は100グラム当たり約12ミリグラムだから、2合(1合150グラム)も食べれば、ほぼクリア。