電話でも大丈夫! 老親の病気を見抜く会話術10項目
(2)時間、場所を聞く
認知症は時間と場所が分からなくなるケースが多い。「今日は何月何日だっけ?」とか「前に外食した時、いつどこで何を食べた?」などとたずねてみる。
(3)基本問診
「食事をおいしく食べられているか」「便秘はしていないか」「しっかり眠れているか」の3点を聞く。問診の際に医者が患者に聞く基本的な項目で、どこかに病気が隠れていないかどうかの手がかりになる。胃がんなら食欲不振、便秘がひどければ大腸がん、眠れない場合は心不全、うつ、逆流性食道炎などの疑いが出てくる。
(4)体重が減っていないか
がんが隠れていないかどうかの手がかりになる。食事制限などをしていないのに、1カ月で2キロ以上、体重が落ちていたら要注意。
(5)体に慢性的な痛みはないか
同じく、がんの手がかりになる。
(6)血圧は正常かどうか
脳卒中や心筋梗塞は朝6~10時の間に発症するケースが圧倒的に多い。夜から朝にかけて血圧が上昇する「早朝高血圧」の人は注意が必要。血圧計を準備して、起床してトイレに行った後、1~2分安静にしてから血圧を測ってもらう。最高が135mmHg、最低が85mmHgを超えるようなら、医師の診断を受けさせる。