【脊椎圧迫骨折】東部地域病院 整形外科(東京都葛飾区)
「術後は、背中や腰の痛みがウソのように改善するので、患者さんから『先生、魔法ですか?』と聞かれるほどです」
ただし、骨粗しょう症が治るわけではないので、術後は骨粗しょう症の薬の使用は続ける。薬が効いてくるまでの3カ月~半年はコルセットの着用が必要になるという。
「脊椎の後側が潰れて、脊髄方向に骨が突出している症例は、BKPの適応にはなりません。ひどくなって固定術しかできなくなる前に、BKPで早めに骨折連鎖をストップさせた方がいい。65歳以上で“長引く腰痛”は、圧迫骨折を疑うキーワードです」
データ
東京都と東京都医師会が設立した公益法人東京都保健医療公社が運営
◆スタッフ数=医師5人(うち脊椎担当医2人)
◆年間初診患者数(2015年度)=2115人
◆年間手術総数(同)=368件(脊椎手術は120件、うちBKPは12件)