【子宮筋腫の低侵襲手術】メディカルトピア草加病院・婦人科(埼玉県・草加)
しかし、婦人科疾患で内視鏡手術を行う施設はまだ少ないのが現状。国内の産婦人科医で、日本産婦人科内視鏡学会の技術認定医の資格を持つ医師は5%ほどしかいないという。
「内視鏡手術はスムーズにできれば低侵襲ですが、ひとたび腸や尿管の損傷、大出血などの合併症が起きれば、非常に高侵襲になります。その分、執刀医の豊富な経験と安定した技術が必要なのです」
同院がリニューアルオープンしてから、過去5年間の同科・内視鏡手術の実績は2000例以上に上る。合併症の発生は腸と尿管の軽い損傷が各1例。輸血を必要としたケースはなく、手術中に腹腔鏡から開腹に移行した症例はゼロという。
■データ
上尾中央医科グループの急性期病院(一般80床)。
◆スタッフ数=常勤医4人、非常勤医1人
◆年間初診患者数(2015年度)=1703人
◆年間手術総数(同)=621件(うち子宮筋腫の内視鏡手術393件)