子供は学力低下招くことも 「視力2.0は良い目」の誤解

公開日: 更新日:

 ところが、最近はゲームの影響で、近視の子供にも落ち着きのなさが見られるようになった。子供の様子からでは、遠視か近視かが判断しづらい。もしかして……と思ったら、遠視に詳しい眼科医の診察を受けるべきだ。子供の場合、頭痛肩こりなどの不定愁訴があっても、それをうまく言葉にできないこともあるので、自覚症状に頼ると見逃してしまうかもしれない。

 一方、“快適に見えない”悩みを抱える40歳以上の場合、緑内障、白内障、加齢黄斑変性症といった失明のリスクがある重大疾患を除き、「老眼」が始まっている可能性が非常に高い。

「老眼を軽視している人が珍しくありませんが、老眼を適切に対処しなかったために、遠視と同様に不定愁訴に襲われたり、さらに進んでうつ状態に陥る人もいます」

 遠視は45歳から60歳くらいまでの間にかなり進行する。梶田院長の経験では、老眼の状態に応じて3~4つは眼鏡を替えなくてはならないという。

 素直に老眼を受け入れれば、生活は見違えるほど楽になる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…