くしゃみでちょい漏れ…腹圧性尿失禁の治療に変化あり

公開日: 更新日:

 TOT手術よりTVT手術の方が良い、とはっきりとした結論が出たわけではない。最も大きなネックになっているのは、TVT手術には合併症のリスクがあることだ。腸管損傷などを起こせばせっかく入れたテープを取り除かなければならないだけでなく、最悪の場合、人工肛門で半年ほど生活しなければならなくなる。めったにないこととはいえ、良性の疾患でこの合併症は決して軽視できない。

「比較的若い人、スポーツをしたい人などはTVT手術の方が良いかもしれません。私はTVT、TOT両手術のメリット、デメリットを伝えたうえで、最終的には患者さんに決定していただくようにしています」

 手術を受けるなら、双方の術式の経験を数多く積んでいる泌尿器科医に意見を聞いた方がいいかもしれない。

■異なる治療法も

 腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁とでは治療法が異なる。手術の選択肢もある腹圧性尿失禁に対し、切迫性尿失禁は生活指導と薬物治療が中心。混合性尿失禁では、症状が強く出ている方から治療を始める。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  2. 2

    中日1位・高橋宏斗 白米敷き詰めた2リットルタッパー弁当

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  5. 5

    眞子さん渡米から4年目で小室圭さんと“電撃里帰り”濃厚? 弟・悠仁さまの成年式出席で懸念されること

  1. 6

    悠仁さま「学校選抜型推薦」合格発表は早ければ12月に…本命は東大か筑波大か、それとも?

  2. 7

    【独占告白】火野正平さんと不倫同棲6年 元祖バラドル小鹿みきさんが振り返る「11股伝説と女ったらしの極意」

  3. 8

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  4. 9

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  5. 10

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議