米国では10代の「不安神経症」が急増 原因はSNSだった
ただ、多くの専門家が原因のひとつとして指摘するのがSNSです。ベストの自分や日常の最高のシーンを投稿しようとするあまり、現実とのギャップに悩んだり、他人と比べて強い自己嫌悪に陥ってしまうというのです。
SNSは人間の快楽中枢を刺激するようにつくられているため、免疫のない若者では依存症や脳の発達への悪影響も指摘されています。さらにスマートフォン自体が、それを使うことですべてをコントロールできるような錯覚に陥るため、現実社会の難しさに向き合うことが難しくなってしまうのでは、という分析もあります。
では、どんな対策があるのでしょうか? 親はティーンを必要以上に子供扱いせず、問題に進んで直面させる。テクノロジーに触れる時間を減らす「デジタル・デトックス」なども有効とされています。