関ジャニ安田も克服 髄膜腫はガンマナイフで開頭せず治る
そんなにすぐ良くなるのか。そう思った人もいるでしょう。アイドルグループ「関ジャニ∞(エイト)」のメンバー・安田章大さん(33)が昨年2月、髄膜腫の摘出手術を受けていたことが明らかになりました。この病気は、脳腫瘍のひとつ。脳の病気というと怖そうですが、これは良性で治りやすいのです。
一口に脳腫瘍といってもさまざまで、150種類に上ります。そのうち髄膜腫は、脳そのものにできるのではなく、頭蓋骨の内側を覆う硬膜から発生する良性腫瘍。ほかの臓器の良性腫瘍なら、切除せずに済むケースもありますが、脳腫瘍は良性でも脳を圧迫するため、摘出するのが第一なのです。
症状は、それができる場所によって千差万別でも、大きくなるにつれて頭蓋内の圧が高まり、頭痛や吐き気が起こります。その周辺の脳機能障害によって聴力が低下したり、視野が悪くなったり、麻痺や痙攣が生じたり。言語障害が起こる人もいます。
不安を募らせる症状ばかりですが、この病気が治りやすいポイントは脳の外側にできること。脳の内側にできる腫瘍とは決定的に違うのです。