著者のコラム一覧
永田宏長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

メニエール病は同年代男性の4倍弱、難聴は1.7倍強

公開日: 更新日:

 治療には目まいを抑えるクスリ(鎮暈剤)と利尿剤がよく使われます。吐き気が強い場合は、制吐剤も処方されます。実は知人の奥さんも、50歳を過ぎた頃にこの病気にかかって同じ処方を受けていました。制吐剤を飲めば吐き気は抑えられますが、食欲までは戻らないようで、半年で10キロ以上も痩せたといいます。それまで勤めていた会社は仕事を続けられず、辞めてしまいました。その後は元気を取り戻し、いまは目まいの発作は治まっていますが、いつまた再発するか不安だといいます。

 メニエール病ほど深刻ではありませんが、難聴も嫌な病気です。音は、耳の奥の蝸牛と呼ばれる小器官で感知され、電気信号として脳に伝えられます。加齢とともに蝸牛の働きが悪くなって、音が聞き取りにくくなるのが「加齢性難聴」です。患者は60代後半から増えるのですが、中高年女性でも、約1万6000人の患者がいます(男性は約9000人)。効果的な治療方法はなく、ひどくなれば補聴器に頼るしかありません。

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