前頭葉の老化による高齢者の頑迷さにどう立ち向かうか
言葉を変えれば、これまでの自分の世界観、価値観に「一石を投じる体験」をさせるといってもいい。とくに同じ話、耳当たりのいい話しかしない人ではなく、考え方が違ったり、自分とはまったく異なる生き方をしてきた人と会話したり、読みなれていないジャンルの本、主義主張が正反対の人の本を読む機会を増やしてあげることも有効だ。
そうしたチャレンジは「親の脳を悩ませる」ことだが、それが固くなった脳を「ほぐす」ことになり、結果として「脳の老化」を遅らせることにつながる。「人のいうことを聞く耳」も長く持つということだ。