腰や膝が悲鳴…75歳まで働き続けるために必要な体メンテ
「この歩き方で背骨が伸びると、督脈と任脈という経絡を刺激するため、五臓六腑全体が元気になる。実は背骨の膨らみには肺兪、肝兪、腎兪などいくつもの重要なツボが並んでいます。だから、背骨を立てる姿勢を取ることにより、経絡の流れが良くなり元気になりたくなくても元気になってしまうのです。1日1回、10~20分くらい毎日続けることで、腰や膝痛の予防にもなるはずです」(松永塾長)
もちろん、スクワットなどの筋トレだってキチンとやれば効果的だ。7年前に心臓のバイパス手術を経験した、医師でジャーナリストの富家孝氏が言う。
「70歳を過ぎたら、まず仕事で無理しないこと。私は今年72歳ですが、講演の数は60歳ごろの半分ですよ。その一方で、週1回はキチンと休養を取り、定期的にメンテしたり、リフレッシュしています。朝晩のスクワットを15回ずつと、35~40分のウオーキングが日課。ウオーキングは平日だけで大体8000歩くらい。いわば、カラダのメンテですね。もうひとつ、頭のメンテは新聞を読むこと。毎日9紙を読んで情報を入れ、記事内容を比較することで頭を使う。自分ではコレがいい気分転換になる。仕事以外のネタが転がっていて面白いですよ」
いずれも、“毎日続けること”がポイントか。