インターバル速歩で体力が10歳若返り脳卒中リスク40%減
インターバル速歩を6カ月以上継続している中高年が、それに追加して5カ月間、インターバル速歩後に乳タンパク質と糖質サプリメントを取るようにしたところ、大腿部にある屈曲筋群の断面積と筋力が大きくなったのだ。
「インターバル速歩後の乳製品摂取は、炎症促進遺伝子やがん遺伝子を抑制することも明らかになりました。筋肉を太くして筋萎縮を抑制し、それが結果的に炎症促進遺伝子などを抑制することにつながっているのだと考えています」
乳製品はチーズやヨーグルトなど。チーズ(18グラム)またはヨーグルト(80グラム)を1単位として、1~3単位が目安。また、乳製品や糖質の摂取が高血圧や糖尿病などを悪化させるのではないかという懸念があったが、インターバル速歩で生活習慣病のリスクが下がるので、問題はないという。
インターバル速歩は正しいやり方でないと効果を得にくいため、現在は信州大学のスタッフらで構成するNPO法人「熟年体育大学リサーチセンター」養成のインストラクターが一般の人に指導。インターバル速歩をサポートする専用アプリも発売されているので、これを使えば長野から遠く離れた地域に住んでいる人でも実施可能だ。