家庭用ハチミツの意外なデータ…輸入物91%に対し国産9%

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 ビタミンC、ビタミンD、ビタミンA、亜鉛、マヌカハニーサプリ、梅肉エキス……。本来、健康維持に役立つはずのミネラルや健康食品が、一連の新型コロナウイルス騒動の中で、悪者扱いされるシーンが出ている。

 消費者庁のホームページによると、インターネット広告などで、これらの健康食品が新型コロナウイルスに対してあたかも予防効果があるような表現をしたからだ。

 同ウイルスに関しては、予防効果などは、まだほとんど分かっていない。キチンとした根拠もないのに、“ウイルス予防商品”扱いで宣伝するなどもってのほかといっていい。現段階では、こうした表現を見たら疑ってかかった方がいいかもしれない。

 さて今回のテーマは「ハチミツ」。春の彼岸前後、梅の花が咲く季節になると、女王バチの産卵が始まるという。この卵から“蜜を集める”働きバチが育つわけだ。

 農水省のまとめ(2016年)によると、国産ハチミツの生産量は2754トン。輸入量は4万8445トンでその73%が中国産だ。我々がふだん口にする家庭用においては輸入もの91%に対し、国産はわずかに9%。統計が少し古いので現在はそれ以下の可能性が高い。ついでにいえば、県別の飼育戸数では、①長野②和歌山③静岡④岐阜⑤愛媛の順に多い。1種類の花から集めた単花蜜もあれば、いくつもの種類の花から集めた百花蜜もある。

 かくして国内外から集められた市販のハチミツは、主に「純粋ハチミツ」と「加糖ハチミツ」(ブドウ糖やショ糖が加えられたもの)に大別され店頭に並ぶ。

 毎朝、トーストに“国産のアカシアの純粋ハチミツ”を塗っている、な~んて人は超ぜいたくってことだ。

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