夏マスクで鼻ニキビを作らない方法 皮膚科専門医が伝授

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 嫌気性(けんきせい=増殖に酸素を必要としない性質)で皮脂を好むアクネ菌が増えて、白ニキビから炎症が進むと、赤ニキビに進行する。

「また、アクネ菌はマスク内が蒸れて細菌が繁殖しやすくなることでも増えて、赤ニキビにつながります」

 アクネ菌は正式には「プロピオニバクテリウム・アクネス」という。常在菌で普段から肌に住み着いているが、増殖すると、炎症を起こし、赤ニキビなどの原因になる。

■アベノマスクはサイズでも失格

 擦れたり蒸れたりしないために、まずはマスク選びから。

「マスクは、小さいと肌を圧迫して摩擦の原因になります。鼻、ほお、あごをしっかり覆う心持ち大きめのフィット感の良いものを選ぶといいでしょう」

 ちなみにアベノマスクは商品の検品にも漏れがあったが、安倍晋三首相のあごがハミ出ているように、ニキビ対策ではサイズでも不合格のようだ。


「肌当たりの柔らかい素材、通気性の良い素材を選びましょう。紙のマスクならマスクと肌の間に柔らかいガーゼをはさめば、摩擦軽減につながるかと思います。もし可能ならば、化学繊維のマスクは避け、洗えるシルクの布マスクもいいかもしれません」

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