心臓・血管の専門医が解説 夏の正しい「塩分」の取り方

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 もうひとつ誤解がある。一度に大量の水分を取るのはNGだという。

健康な人でも、腎臓が尿にして排出できないほどの大量の水分を取ると、今度は血液の中の塩分(ナトリウム)の濃度が低くなりすぎて、重い症状を起こすことがあるのです」

 このため、水分補給はこまめに取るのがいい。

 さらに注意するには、自宅に血圧計を用意して、血圧と同時に脈拍も定期的に測ることだという。

「脱水症状が悪化すると、脈拍も速くなってきます。また、心筋梗塞の初期症状には胸部の痛み、胸部・左肩・左腕の違和感があります。心配な症状が表れたら、躊躇せずに専門医に相談するといいでしょう」

(取材・文=医療ジャーナリスト・中野諭)

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