サッカー選手の松本光平さん 外傷性の両眼の障害との闘い

公開日: 更新日:

 うつぶせ2週間の後は、あおむけで安静の期間があり、1カ月はほぼベッドの上でした。

 その間は買い物にも出られないので食事は例のパンだけ。体重は1カ月で12キロ減りました。でも、血液検査の結果は正常で、さすが完全栄養食だと思いました。

 ホテルでの隔離終了後は、マンスリーアパートを転々としています。初めは病院のそば、今は散歩ができる公園のそばで暮らしています。歩き始めはフラフラで、サングラス姿で転びながら公園を何往復も散歩していたので、お巡りさんに職務質問されたりしました(笑い)。でも、ボールを触れるようになってきたので近々ボールが蹴れるグラウンドのそばに移る予定です。

 今年も年末に開催される予定の「FIFAクラブワールドカップ」出場を目指しています。正直、「行けるな」という感触もあります。

 この先、パラリンピックを目指して、視覚障害者枠で陸上100メートル走T12クラスにチャレンジしたいとも思いますし、医療の進歩があるかもしれないから、気持ちは全然ヘコんでいません。ヘコんだのは眼球だけです(笑い)。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…