唾液腺<下>質の良いサラサラ唾液を出すコロコロガム法とは

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 ガムを一度球体にしてしまったら、舌の上で転がし続ける。小さくコロコロさせているだけなので、外から見てもガムが口に入っているようには見えない。会話をするときは素早く、上顎の奥歯の歯肉と頬の間に挟む。

 この状態でも頬にある唾液腺を刺激するので、サラサラした唾液が出やすくなる。ガムは、毎食後に1粒噛めば十分。精神的に緊張していても口腔内はリラックス状態になるので、唾液の流れが良くなり、口の中がネバネバした不快感が解消できるという。

 また、口呼吸のクセがあると、口の中が乾燥して唾液の免疫力や自浄性が低下し、風邪インフルエンザにかかりやすくなる。コロコロガム法を行っている間は、口では息ができないので、口呼吸も無理なく治すことができるわけだ。

 唾液の流れを確保するためには、唾液の分泌を増やすだけではなく、「唾液をのみ込む」という舌の動き(嚥下)も重要になる。検査で舌の上の唾液量を測定すると正常でも口の渇きを訴える人が多いという。

「それは唾液の流れが悪いことが原因で、背景にストレスがあります。仕事などのストレスや緊張によって、無意識に奥歯を接触(噛みしめ)させてしまうことで、舌が動かなくなって唾液の流れを阻害するのです。そのため口の中がネバネバしたり、口臭が強くなったりするのです」

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