著者のコラム一覧
坂本昌也国際医療福祉大学 医学部教授 国際医療福祉大学 内科部長・地域連携部長

専門は糖尿病治療と心血管内分泌学。1970年、東京都港区生まれ。東京慈恵会医科大学卒。東京大学、千葉大学で心臓の研究を経て、現在では糖尿病患者の予防医学の観点から臨床・基礎研究を続けている。日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本内分泌学会の専門医・指導医・評議員を務める。

アメ、ガム、コーヒー…知らず知らず取っている甘いものに注意

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 しかし、ミカンやイチゴといった果物は“甘いもの”と考るべき。近年は糖度の高い果物が多いですから、体にいいと思って食べていた果物が血糖コントロール不良を招いていたということはよくあります。

 パンも要注意。たいていのパンは製造過程で砂糖やバターを使っており、合わせるおかずもベーコンやスクランブルエッグなど高カロリーなものになりやすいので、主食としてはあまりお勧めできない。

 それが菓子パンとなると、もはや主食ではありません。フワフワのパン生地にサクサクのクッキー生地がかぶさっているメロンパンはカロリーが非常に高く、400~500キロカロリーほどあるものも。ご飯がお茶碗1杯(普通盛り)で約250キロカロリーなので、いかにメロンパンのカロリーが高いかが分かるでしょう。菓子パン1個じゃ足りないからと2個食べれば、ものによっては牛丼1杯食べるより多くのカロリーを摂取することになります。

 キャンディーやガム、甘い飲み物も、「知らず知らずのうちに取っている甘いもの」の代表格。野菜不足を解消しようと飲んでいる野菜ジュースは、食物繊維はほぼ取れません。むしろ糖質の取り過ぎになりかねない。飲みやすくするために果物を入れている野菜ジュースは、よりカロリーが高く、糖質が多くなります。

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