新型コロナワクチン副反応を徹底検証【血圧上昇】命に関わる脳・心臓疾患につながる危険あり

公開日: 更新日:

■海外でも同様の報告

 権威ある医学誌「Hypertension」(2021年7月号)でも、スイスでの血圧上昇の症例が報告されている。ファイザー社のワクチン1回目接種1万2349件、2回目接種947件(モデルナ2件)のうち、9人に接種後のⅢ度高血圧が認められた。

「そのうち8人はもともと高血圧症で降圧剤を服薬していました。ワクチン接種後の血圧は、上220~170/下115~88に上昇、2例に頭痛、3例に倦怠感、1例に胸痛が認められ、6例は救急センター受診となっています。スイスでの頻度を考慮すると、日本での血圧上昇は報告数よりかなり多いのではないかと推測されます。ワクチン接種後に頭痛や倦怠感を訴える例が多く報告されていますが、血圧上昇が関わっているかもしれません。また、接種後の死亡報告事例で、虚血性心疾患、心不全、大動脈疾患、脳卒中といった脳・心臓血管病が目立つのは、血圧上昇がトリガーになったケースがある可能性も考えられます」

 因果関係はわからないが、ワクチン接種後は血圧が大幅に上昇するリスクがあると認識し、接種後は血圧をきちんと把握することが身を守るためには大切だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース