どうして「扁平足」になるのか…治療は必要?

公開日: 更新日:

 整形外科では、足関節機能を維持するためのエクササイズを勧めています。足のアーチ部分を支える筋肉「後脛骨筋」が炎症を起こすことで、土踏まずが消えてしまうので、後脛骨筋を鍛える必要があるのです。そのためのエクササイズとして「タオルギャザー」があります。床に敷いたタオルを足指で手繰り寄せる運動です。できるだけ踵を固定し、足指だけでタオルを手繰り寄せるようにします。1枚のタオルをすべて寄せ切るまで行い、これを1日3~5回繰り返します。

「つま先立ち」も効果的です。ふくらはぎの筋力を維持することで、血流促進や土踏まずが維持されます。また、日常では靴の底にインソール(足底板)を敷いて、後脛骨筋への負荷を減らし、痛みを緩和します。それでも痛みが治まらない場合は、外脛骨を取り除いたり、ズラす手術をすることもあります。

▽佐々木政幸(ささき・まさゆき)1994年、昭和大学医学部卒業後、形成外科勤務。95年慶応義塾大学整形外科勤務以後、関連病院勤務。2010年に久我山整形外科ペインクリニック開業。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    俳優・山口馬木也さん「藤田まことさんは『飲め、飲め』と息子のようにかわいがってくれた」

  2. 2

    前代未聞の壮絶不倫・当事者のひとりがまたも“謎の欠場”…関係者が語った「心配な変化」とは???

  3. 3

    テレ朝ナスD“経費横領&パワハラ処分”に「見せしめ」の声も…家族団らん投稿の美人料理家妻に同情集まる

  4. 4

    自信なくされたら困るから? 巨人・田中将大がカブス戦登板「緊急回避」の裏側

  5. 5

    東原亜希の“黒帯バスローブ密会”乗り越えた「許す力」は佐々木希以上? 経済的自立も目指す強心臓とたくましさ

  1. 6

    料理研究家の森崎友紀 “本業”専念も恋愛は「年も年なので」

  2. 7

    兵庫県パワハラ知事に残った選択肢は「議会解散」のみ…多数派工作で延命図るか?味方は“情報漏洩3人組”のみ

  3. 8

    あす旧統一教会に解散命令か? N国党に急接近の不気味、タダでは転ばない悪あがき

  4. 9

    巨人の“アキレス腱”は絶対的セットアッパーが使えないこと…新助っ人キャベッジで外国人枠「満員」

  5. 10

    佐々木希が「芸能人格付けチェック」で"地雷キャラ"といじられ…夫・渡部建を捨てないもう1つの理由